将棋の駒全種類の完全解説!王と玉の違いや強さ序列の真相に迫る

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将棋の駒全種類の完全解説!王と玉の違いや強さ序列の真相に迫る
将棋の駒全種類の完全解説!王と玉の違いや強さ序列の真相に迫る
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🎵 将棋の駒全種類の完全解説!王と玉の違いや強さ序列の真相に迫る

盤上に整然と並ぶ40枚の木片が、ひとたび戦端が開かれれば知の小宇宙へと変貌を遂げる。藤井聡太八冠の歴史的快挙以降、2026年の現在に至るまで将棋界に対する世間の熱量は冷めるどころか、デジタル世代や大人の学び直し層を巻き込んで広がり続けています。しかし、将棋を始めようと駒を手にした多くの人が最初に突き当たるのが、「駒の種類の多さと役割の複雑さ」です。

表に刻まれた文字だけでなく、裏返ることで性能が劇的に変化する「成駒」のシステム、そして「王将」と「玉将」に隠された知られざる歴史と序列――。盤面の9×9、合計81マスを支配する駒たちの正体を論理的かつ歴史的背景から紐解くことで、将棋の見え方は劇的に変わります。本稿では、取材現場で培った知見と棋界の公式記録をもとに、将棋駒の全体系を徹底解説します。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
  • 要点1:将棋の駒は「基本8種類・成駒を含め全14種類」で構成され、両対局者合わせて計40枚を使用する。
  • 要点2:「王将」と「玉将」に性能差は一切ないが、歴史的起源は「玉」にあり、現代では身分や棋力の上位者が王将を持つ明確な礼法が存在する。
  • 要点3:駒の動きだけでなく「交換値(点数計算)」と「空間支配力」の序列を理解することが、初心者脱却と棋力向上の決定的な鍵となる。

将棋の駒は何種類ある?基本8種と成駒含めた全14種の全貌

将棋の駒の種類を問われた際、正確に答えるには二つの視点が必要です。盤上に初期配置される基本の駒は全8種類ですが、相手陣に進入してパワーアップを果たす裏面の「成駒(なりごま)」を含めると全14種類となります。チェスや中国のシャンチーなど世界中の伝統ボードゲームと比較しても、相手から取った駒を自軍の戦力として再配置できるルールと並び、この「成(プロモーション)」のバリエーションこそが日本将棋(本将棋)の最大の特徴です。

日本将棋連盟の公式ルールにおいて、対局開始時に盤上に並ぶ駒の総数は合計40枚。先手・後手それぞれが20枚ずつを受け持ちます。その内訳は、玉将(または王将)が1枚、飛車が1枚、角行が1枚、金将が2枚、銀将が2枚、桂馬が2枚、香車が2枚、歩兵が9枚です。

中世の古将棋である「中将棋」(駒数92枚)や「大将棋」(駒数130枚)など、かつて日本には数百枚単位の駒が入り乱れる超巨大な将棋が存在しました。歴史の淘汰を経て、室町時代から江戸時代初期にかけて最も洗練されたゲームバランスとして残ったのが、現在の40枚・8種類のパッケージでした。不要な贅肉を削ぎ落とし、8種類の役割分担だけで無限の戦術変化を生み出す構造が、今なお世界最高峰の頭脳スポーツと称される所以です。

当時のメディア報道・掲載写真
【検証資料 1】当時のメディア報道・掲載写真(出典:newsdig.ismcdn.jp)

【一覧表で徹底比較】将棋の駒の動き方・強さランキング・点数計算

駒の性能を正しく把握するためには、動きの方向性だけでなく、実戦における「交換の価値(点数)」を把握することが不可欠です。十四世名人・木村義雄が提唱した伝統的な点数基準をベースに、現代の将棋AIが弾き出す盤面支配価値を統合した比較データをまとめました。

駒の名称(読み)初期枚数と成駒基本の動き・行動範囲相対的価値(点数基準)
王将・玉将
(おうしょう・ぎょくしょう)
各1枚(計2枚)
※成らない
全周囲8方向(縦・横・斜め)に1マス動ける。測定不能(∞)
※詰まされた時点で敗北
飛車 ⇄ 竜王
(ひしゃ ⇄ りゅうおう)
各1枚(計2枚)
裏面:竜(竜王)
縦・横の直線上に何マスでも進める。
竜になると斜め4方向へ1マス動く能力が追加。
飛車:10点 / 竜王:15点
盤上最強の突破力を誇る大駒
角行 ⇄ 竜馬
(かくぎょう ⇄ りゅうま)
各1枚(計2枚)
裏面:馬(竜馬)
斜め4方向の直線上に何マスでも進める。
馬になると縦横4方向へ1マス動く能力が追加。
角行:8点 / 竜馬:13点
遠隔からの急襲と守備を兼ねる大駒
金将
(きんしょう)
各2枚(計4枚)
※成らない
縦横4方向+斜め前2方向の計6カ所に1マス動ける(斜め後ろには引けない)。金将:6点
玉の守備と詰めの要となる要石
銀将 ⇄ 成銀
(ぎんしょう ⇄ なりぎん)
各2枚(計4枚)
裏面:成銀
前1マス+斜め4方向の計5カ所に動ける。
成ると金将と全く同じ動きに変化。
銀将:5点 / 成銀:6点
攻防の進退が利きやすい機動駒
桂馬 ⇄ 成桂
(けいま ⇄ なりけい)
各2枚(計4枚)
裏面:成桂
前方に2マス進んだ左右斜め前に跳ぶ(他の駒を飛び越せる唯一の駒)。成ると金と同じ。桂馬:4点 / 成桂:6点
トリッキーな奇襲を得意とする跳躍駒
香車 ⇄ 成香
(きょうしゃ ⇄ なりきょう)
各2枚(計4枚)
裏面:成香
前方へ一直線に何マスでも進める(後退不可)。成ると金と同じ動きに変化。香車:3点 / 成香:6点
「槍」と称される直進特化の端攻め駒
歩兵 ⇄ と金
(ふひょう ⇄ ときん)
各9枚(計18枚)
裏面:と金
前方へ1マスだけ進める。
敵陣に入って「と金」になると金将と同等に強化。
歩兵:1点 / と金:6点
コスト最小にして最強の昇格価値を持つ

実戦の駆け引きにおいて、この数値化された価値は決定的な意味を持ちます。例えば「銀将(5点)」を捨てて相手陣で「と金(6点)」を作ることができれば、差し引きで戦力的なアドバンテージを得たことになります。駒の強さランキングとしては、竜王 > 竜馬 > 飛車 > 角行 > 金将・成駒(各6点) > 銀将 > 桂馬 > 香車 > 歩兵という絶対的なヒエラルキーが存在します。

「王将」と「玉将」の違いの真相|歴史的背景と現代マナーの境界線

将棋盤を挟んで座った際、どちらが「王」を取り、どちらが「玉」を取るのか。一見すると単なる文字のバリエーションに見えますが、ここには日本文化の深層と厳格な身分秩序の歴史が宿っています。

ネット上では長年「王将が本物で、玉将は点がついただけの偽物」あるいは「玉将は王将より格下」といった誤解が散見されてきました。しかし、考古学・歴史学的な事実は正反対です。平安時代の遺跡から出土する最古の将棋駒に刻まれていたのは「玉将」であり、金・銀・銅・鉄などの貴金属宝飾文化の流れを汲む「宝玉」を象徴する言葉でした。

「王将」という表記が誕生したのは、安土桃山時代から江戸時代初期にかけてのことです。天下統一を果たした豊臣秀吉が「天下に王たる者は一人でよい」として王の文字を好んだ説や、徳川幕府が身分統制の一環として「君主」を明確化するために導入したとする説が有力視されています。明治以降、名人を頂点とする棋界の序列が再編される中で、明確な使い分けのルールが確立されました。

現代の将棋界において定められている作法は極めて明快です。

  • 上位者(段位が高い側・タイトル保持者・年長者・指導者)が「王将」を使う。
  • 下位者(段位が低い側・挑戦者・年少者・生徒)が「玉将」を使う。

日本将棋連盟の公式対局室である東京・千駄ヶ谷の将棋会館「特別対局室」でも、上座に座る棋士の前に「王将」が置かれます。もし同段位・同格の棋士同士が対戦する場合は、棋士番号が若い(プロ入りが早い)棋士が上位者として扱われます。この伝統は、単なる勝ち負けを超えた「敬意と礼節」を重んじる日本伝統芸能としての将棋の精神的支柱となっています。

活動歴および当時の関連ビジュアル記録
【検証資料 2】活動歴および当時の関連ビジュアル記録(出典:tshop.r10s.jp)

【盤上の心理戦】初心者向け駒の覚え方と大橋流・伊藤流の並べ方作法

将棋初心者が最初に挫折するポイントの一つが、「駒の漢字が難しくて読めない」「どれがどう動くのか直感的に判断できない」という認知の壁です。実際、駒には伝統的な草書体や行書体が使われることが多く、裏面の成駒にいたっては「と」以外の崩し文字が一見すべて同じように見えてしまう問題があります。

この壁を乗り越えるための合理的なアプローチは、駒の動きを「3つの属性グループ」に分類して理解することです。

  • 全方位・長距離グループ(大駒):飛車(十字直進)と角行(斜め直進)。遠くからでも狙える主砲。
  • 近接・多方向グループ(小駒):金将(斜め後ろ以外)と銀将(斜め全般+前)。一歩ずつ前進する歩兵部隊。
  • 特殊跳躍・単方向グループ:桂馬(障害物を飛び越えるL字ジャンプ)と香車(前進のみのミサイル)。

さらに重要なのが、成駒の法則です。「金将」と「王将」以外の駒は、敵陣(相手側の3段目以内)に侵入した際、裏返ることで能力が変化します。ここで覚えるべき絶対のルールは、「銀・桂・香・歩の4つは、成るとすべて金将と全く同じ動きになる」という点です。個別に覚える必要はなく、「小駒は成ったら全員金になる」とインプットするだけで、認知の負荷は一気に半減します。

また、対局前の駒の並べ方にも、プレイヤーの精神を整える確立されたプロトコルが存在します。江戸時代の家元制度に端を発する「大橋流」と「伊藤流」の2大作法です。

現在、プロ公式戦の9割以上で採用されている「大橋流」は、中央の王将(玉将)を据えた後、金将、銀将、桂馬、香車と、左右均等に内側から外側へと駒を配置していきます。最後に対称的な飛車・角行を置き、歩兵を中央から左右交互に並べます。盤の中心からバランスよく結界を張っていくこの所作は、盤面に向き合う棋士の集中力を極限まで高め、対戦相手に対する心理的バウンダリー(敬意と緊張感の境界線)を強固にする儀礼的役割を果たしています。

【実態検証】黄楊(つげ)など将棋駒の高級木材種類と職人技のリアル

将棋の駒は単なるゲームの道具にとどまらず、日本の伝統工芸品としての極めて高い美術的・資産的価値を併せ持っています。全国の将棋駒の9割以上を生産する山形県天童市をはじめ、職人たちが心血を注ぐ駒の世界には、使用する木材と加工工法による明確な階層が存在します。

駒の原材料として最高峰とされるのが「黄楊(ツゲ)」です。緻密な木目を持ち、適度な重量感と硬度を備え、盤上に打ち付けた際に「パチン」と澄み切った高音を響かせます。黄楊の中でも産地によって評価と市場価格が大きく分かれます。

  • 御蔵島産本黄楊(みくらじまさんほんつげ):伊豆諸島の御蔵島で自生・育成される最高級材。過酷な風雨に耐えて育つため木目が細かく、「虎斑(とらふ)」や「孔雀杢(くじゃくもく)」といった希少な杢目が現れた逸品は、駒一組だけで百万円を超える価格で取引されます。
  • 薩摩黄楊(さつまづげ):鹿児島県で産出される本黄楊。御蔵島産に比べてやや黄色みが強く、素直で狂いが少ないため、指し味の良さからプロ公式戦の現場でも古くから重用されています。
  • 外国産木材(シャム黄楊・カエデなど):主に東南アジア産のアカネ材(旧称シャム黄楊)や国内産のカエデ、白樺など。普及用として学校教育やエントリーモデルに用いられます。

製法のグレードにおいても、木地にスタンプ印刷した「押し駒(数千円)」から、刃物で文字を彫り込んで漆を流し込む「彫駒(数万円)」、彫った溝を漆と砥の粉で平らに埋める「彫埋駒(10万〜30万円)」、そして埋めた漆の上にさらに漆を盛り上げて文字に立体感を持たせる最高峰の「盛上駒(もりあげごま・30万〜数百万円)」へと昇華します。タイトル戦の舞台で羽生善治九段や藤井聡太八冠が手にするのは、例外なく名工が精魂を込めて仕立てた盛上駒です。

💡 道具選びに見るコミュニティの実態:

将棋道場やネットコミュニティ(知恵袋・Xなど)の議論を検証すると、「形から入って高価な本黄楊の彫駒を買うべきか、安価なプラスチック製やラバー盤で十分か」という悩みが頻出します。結論として、棋力向上を目的とするならば、手に伝わる質感と重心の安定した「木製(薩摩黄楊またはカエデ材の彫駒)」を最初の相棒に選ぶことが、触覚を通じた駒への愛着と学習継続率を高める決定打となります。

【プロの結論】将棋にハマる人・挫折する人の判断基準と大人の学び直し

将棋の駒の種類とルールを学んだ後、着実に棋力を伸ばすプレイヤーと、途中で投げ出してしまう人にはどのような認知的・心理的境界線があるのでしょうか。心理学および教育社会学の視点からその適性を分析すると、極めて明確な分岐点が見えてきます。

【将棋の魅力に深く適応できる人】:

  • 「なぜ失敗したのか」を自己分析できる内省的思考の持ち主(感情的にならず、感想戦で敗因を言語化できる人)。
  • 部分的な損害に動じず、全体の目的(相手玉の捕獲)を見据えた「大局観」を楽しめる人。
  • 駒の点数計算や空間配置の論理性をパズルのように面白がれる知的好奇心の強い人。

【挫折しやすく慎重なアプローチが必要な人】:

  • 目の前の駒を取られたことに対して過度な喪失感を抱き、短期的な損得に感情が支配されてしまう人。
  • 「すべてを直感だけで片付けたい」と考え、数手先の因果関係を視覚化する訓練を苦痛に感じる人。

大人の学び直しにおいて将棋が卓越した効果を発揮するのは、まさにこの「認知のコントロール」を盤上で強制的に体験できるからです。歩という最も小さな駒が、敵陣に飛び込んで「と金」となり大駒を圧倒する――。この逆転のダイナミズムは、現代社会における戦略的思考やリスクマネジメントの縮図そのものと言えます。

公の場での発言・インタビュー報道記録
【検証資料 3】公の場での発言・インタビュー報道記録(出典:jimcdn.com)

【将棋 駒 種類】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:王将と玉将で、動けるマスや性能に違いはありますか?
A1:動かし方や盤上での能力的な違いは一切ありません。縦・横・斜めの全8方向に1マス動くことができます。違いは純粋に文化・礼儀作法上の文字表記のみであり、上位者が「王」、下位者が「玉」を持ちます。

Q2:敵陣に入った駒は、必ず成らなければいけませんか?
A2:原則として「成るか成らないか(不成・ならず)」はプレイヤーが自由に選択できます。例えば、銀将や桂馬は成ると後ろに引ける「金」の動きになりますが、斜め後ろに引ける銀の機動力を残したい場合や、桂馬の跳躍能力を活かしたい局面では、あえて「不成」を選択する高等戦術が存在します。ただし、歩兵・香車が最深段(1段目)、桂馬が1段目または2段目に進んだ場合は、成らないと前に進めなくなるため強制的に成る必要があります。

Q3:点数計算で勝敗が決まる「持将棋(じしょうぎ)」とは何ですか?
A3:お互いの玉が相手陣に入り込んで捕獲が極めて困難になった状態(相入玉)で適用される引き分け規定です。玉を除く自軍の駒の点数を数え、飛車・角行を5点、金・銀・桂・香・歩を1点として計算し、両対局者が24点以上(日本将棋連盟公式戦ルール)を持っていれば引き分け、24点未満の側がいればその時点で判定負けとなります。

Q4:初心者が最初に買うべきおすすめの駒の素材は何ですか?
A4:予算が5,000円〜1万円程度確保できるのであれば、「カエデ」または普及材の「彫駒」が最もおすすめです。プラスチック製に比べて指したときの感触や音が格段に良く、駒をマス目にまっすぐ収める身体感覚が身につきやすいため、長期的なモチベーション維持に直結します。

まとめ:盤上の小宇宙を理解し、一局の深淵を味わい尽くす

将棋の駒は、基本8種類、成駒を含めて14種類。この極めてミニマルな要素の組み合わせから、千変万化のドラマが紡ぎ出されます。王将と玉将の歴史的重みを感じながら駒を並べ、それぞれの駒が持つ固有の価値と機動力を理解することは、単なるルールの習得を超えて、数百年続く日本文化の精神性に触れる体験そのものです。

初めはたどたどしい手つきであっても、歩を進め、銀を繰り出し、飛車を成らせる快感を一度味わえば、81マスの盤面が無限のキャンバスへと変わります。まずは手元の駒の動きを一つずつ確かめながら、盤上に繰り広げられる知の対話を楽しんでみてください。 (出典: 将棋 駒 種類(Yahoo!ニュース)

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