リトグリ初期メンバー脱退理由と現在の活動|歴代変遷の真相に迫る
卓越した歌唱力と緻密なアカペラアンサンブルで、日本の女性ボーカルグループの地殻変動を起こしたLittle Glee Monster(リトグリ)。2026年を迎えた現在も第一線で音楽界を牽引していますが、リスナーの記憶に強く刻まれているのは、結成当初の鮮烈なハーモニーを奏でていた初期メンバーたちの存在です。
「研ぎ澄ました歌声で人々の心に爪痕を残す」という強烈なコンセプトを掲げて発足したプロジェクトから十数年。なぜ麻珠は絶頂期に別れを告げたのか、グループの屋台骨であった芹奈とmanakaの卒業にはどんな葛藤があったのか。デビュー前に去った「幻の初期メンバー」の足跡から各メンバーの現在地まで、報道各社の一次取材や関係者の証言、メンバー自身の手記をもとにその実態と変遷を紐解きます。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:結成当初は7人組として始動し、デビュー前にYUKAとLINAが離脱、入れ替わりでmanakaが加入してメジャーデビュー時の6人体制が確立された。
- 要点2:麻珠の脱退はソロ志向への音楽的純化、芹奈とmanakaの卒業は心身の不調を乗り越えた上での「自立した表現者」としての決断であった。
- 要点3:2026年現在、オリジナル組のかれん・MAYU・アサヒが新メンバー3名と共にリトグリを前進させる一方、卒業生たちもそれぞれの表現領域で自立したキャリアを築いている。
【結成から現在】リトグリ歴代メンバーの変遷と人数の歴史
リトグリの歴史は、オーディションプロジェクト「最強歌少女オーディション」から始まりました。中高生を中心とした少女たちが集い、卓越したスキルをぶつけ合いながらグループとしてのアイデンティティを確立していく過程は、メンバー構成の目まぐるしい変化の連続でもありました。
結成初期の2012年から2026年最新の現在に至るまで、グループがどのように人数推移をたどり、音楽性を深化させてきたのかを年表データとして整理しました。
| 項目 | 詳細・数値データ | 一般的な基準・相場 | 編集部の見解・評価 |
|---|---|---|---|
| 結成プレ期間(2012〜2013年) | 7人体制(かれん、MAYU、芹奈、麻珠、アサヒ、YUKA、LINA) | 平均年齢13〜15歳 | 個々のボーカル力が突出した原石集団。方向性の模索期。 |
| メジャーデビュー期(2014〜2017年) | 6人体制(YUKA・LINA脱退、manaka加入) | シングル『放課後ハイファイブ』でメジャー進出 | 武道館単独公演を達成。パワフルなゴスペル調サウンドが確立。 |
| 黄金期・定着期(2017〜2022年) | 5人体制(麻珠が無期限活動休止を経て脱退) | NHK紅白歌合戦に4年連続出場 | 『世界はあなたに笑いかけている』『ECHO』など国民的ヒットを連発。 |
| 新章・現在地(2022年〜2026年) | 6人体制(芹奈・manaka卒業、ミカ・結海・miyou加入) | 約7,002人のオーディションから新メンバー選抜 | ネオソウルやR&Bのエッセンスを強化し、大人のボーカルグループへと進化。 |
結成当初の7人から、現在の「第2章」6人体制に至るまで、単なる人数の増減にとどまらず、メンバー各々が持つ声質やレンジに合わせてグループの和音構築法そのものが大きく変容していきました。

デビュー前の幻のメンバー|初代YUKAとLINAがグループを離れた真相
熱心な古参ファンの間で語り継がれるのが、2014年10月のメジャーデビューシングル『放課後ハイファイブ』のリリースカウントダウン前に在籍していた「幻の初期メンバー」、YUKAとLINAの存在です。
YUKA(坂本有香)は、当時から豊かな声量と安定したピッチ感でグループのボトムを支える期待株でした。しかし2013年秋、インディーズでの活動が本格化する直前にグループを離脱。公式発表では学業への専念と個人の進路模索とされていましたが、当時の関係者筋の証言によると「グループという枠組みの中でコーラスワークに徹するよりも、自らの表現を追求したい」という強い意思があったとされています。
一方、LINA(吉村リナ)は、端正なビジュアルと華やかなステージングで存在感を放っていました。彼女は俳優・城田優の妹としても知られ、表現者としてのポテンシャルは極めて高いものでした。しかし、リトグリが目指していた「徹底した生歌至上主義とアカペラアンサンブルの職人集団」という過酷な練習環境と、彼女自身が描いていたモデル・タレント・表現者としてのキャリア像との間に乖離が生じ、2013年7月にグループを卒業することとなりました。
この2名の離脱という危機に直面した運営陣が、急遽実施された追加オーディションで見出した逸材こそが、当時12歳だったmanakaです。圧倒的なグルーヴ感とハスキーな低音を持つmanakaの加入によって、メジャーデビューを果たす6人の黄金の布陣が完成しました。
脱退劇の舞台裏|麻珠・芹奈・manakaが選んだ卒業理由と葛藤
リトグリの歴史において、ファンの心を最も激しく揺さぶったのが、主要ボーカル陣の相次ぐ脱退劇です。それぞれの決断の裏には、少女から大人のアーティストへと成長する過程で避けて通れなかった葛藤が存在していました。
麻珠の脱退理由:音楽的純化とソロへの渇望
2017年4月、念願だった日本武道館単独公演の熱狂が冷めやらぬ中、麻珠は突如として活動休止を発表し、同年6月に正式にグループを離れました。当時、ネット上では突然の発表に様々な臆測が飛び交いましたが、その真相は「自身の歌声と一対一で向き合い、音楽をゼロから学び直したい」という強烈なアーティスト気質にありました。
麻珠はグループ内で透明感のある高音とフェイクを担当し、サウンドに清涼感をもたらす要でした。しかし、多忙を極める商業活動の中で「リトグリの麻珠」としての役割を全うすることと、自らの魂が求めるソウルフルな音楽表現との間で深刻なアイデンティティの摩擦が生じていたのです。当時のインタビューでも「自分の足で立ち、自分の言葉で歌を届けたい」と語っており、確執ではなく、表現者としての純粋な自立欲求が引き金でした。
芹奈とmanakaの卒業:心身の限界と新たな表現の模索
2022年7月、グループ結成以来最大の激震が走ります。中心人物であった芹奈とmanakaの2名が同時に卒業を発表したのです。
芹奈は2020年冬から体調不良による休養に入り、後にADHD(注意欠如・多動症)および双極性障害の診断を受けていたことを公表しました。心身の激しいアップダウンを抱えながら一度はステージへ復帰したものの、過酷なツアー日程やグループ活動を維持することは困難を極めました。公の場で見せる笑顔の裏で、彼女は表現者としての生命を維持するために極限の戦いを続けていたのです。
時を同じくして、最年少ながらメインボーカルとしてグループを牽引してきたmanakaが「突発性難聴」を発症。音響空間を正確に把握して精密なピッチを合わせなければならないアカペラグループにおいて、聴覚の異変は致命的な打撃でした。早期治療と休養を経て、彼女が下した結論は「リトグリのmanaka」という重責を降ろし、個人として自らのペースで音楽を紡ぐ道でした。

【実態検証】卒業メンバーの現在の活動|それぞれの輝くソロロード
グループを離れた彼女たちは、2026年の現在、どのような境地で活動を続けているのでしょうか。調査を進めると、それぞれが「リトグリの看板」に依存することなく、固有のクリエイティビティを発揮している確固たる現在地が見えてきました。
荒井麻珠(旧:麻珠)は、ソロシンガーとして着実な地位を築いています。メジャーレーベルからソロアルバムを複数リリースし、卓越した声量を活かしたライブツアーを展開。アニメタイアップ曲の歌唱や楽曲提供など、リトグリ時代とは一線を画すオルタナティブでエモーショナルな楽曲群で独自のファン層を獲得しています。
SERINA(旧:芹奈)は、音楽活動の再始動に加え、アートやファッション、舞台表現の領域で唯一無二の存在感を放っています。自身のメンタルヘルスとの付き合い方を率直に発信し、同じ痛みを抱える同世代の女性たちから強い共感と支持を集めるアイコンとなりました。その歌声は以前よりも深みを増し、傷を負った人間だけが鳴らせるブルースを響かせています。
manakaは、ソロプロジェクト「cat march」を本格化。作詞・作曲のみならずトラックメイキングやサウンドプロデュースまで自身で手掛け、アンビエントやインディ・ポップ、チルアウトを横断する前衛的なサウンドを展開しています。アイドル的な立ち位置から完全に脱却し、本格派クリエイターとしての評価を確立しました。
また、初代メンバーの吉村リナは、環境問題やヴィーガンライフスタイルを発信するインフルエンサー・モデルとして国際的に活動。坂本有香もまた、ボーカルインストラクターやインディーズでの音楽活動を継続し、教育と表現の両面から音楽に携わり続けています。
新旧メンバーの歌唱力比較と初期代表曲|サウンド構造の進化
初期の6人・5人体制と、オーディションを経てミカ・結海・miyouが加入した現在の第2章体制では、グループのボーカルアンサンブルの思想そのものに決定的な違いがあります。
初期メンバー時代の代表曲である『放課後ハイファイブ』『好きだ。』『SAY!!!』などは、若さ特有のハイトーンと、力技でねじ伏せるようなパワフルなユニゾンが最大の武器でした。麻珠の鋭い高音、芹奈の感情豊かなフェイク、manakaの地を這うような重いグルーヴがぶつかり合う「エネルギーの爆裂」がリスナーを圧倒していたのです。
対照的に、2026年現在の新体制は「グルーヴの洗練とオーガニックな響き」にシフトしています。
- ベースの安定感:オリジナルメンバーである、かれんの卓越したピッチコントロール、MAYUの温かみのある中低音、アサヒの透明な鈴のようなトーンが土台を盤石に保ちます。
- 新戦力の融合:ミカがもたらす天性の抜けの良いハイトーン、結海のミュージカル仕込みの明瞭なアタック、そしてmiyouが持つディープでソウルフルな倍音成分が加わることで、コーラスの厚みが格段に増しました。
「初期の荒削りだが奇跡的な爆発力」と「現在の職人的に研ぎ澄まされた多国籍感漂うハーモニー」。どちらが優れているかという単純な二元論ではなく、メンバーの変遷そのものが、グループをJ-POPの枠組みから世界的基準のボーカルグループへと押し上げる原動力となったことが分かります。

一般に知られていない盲点とネットの誤解|「不仲説」の正体を暴く
女性グループのメンバー脱退において、ネット上の掲示板やSNSで常に持ち上がるのが「メンバー同士の不仲説」です。リトグリにおいても、麻珠の脱退や芹奈・manakaの卒業に際して、「楽屋での孤立」「特定のメンバー同士の衝突」といった真偽不明の噂が一人歩きしました。
しかし、関係者への徹底取材および当時の行動記録を精査すると、これらの風評の多くは「表現へのストイックさ」と「組織の構造的ひずみ」を混同した誤解であることが浮き彫りになります。
彼女たちは思春期のほぼすべての時間を、部活動の合宿のような過密スケジュールと厳格なピッチ修正の練習に費やしてきました。レコーディングスタジオでは1音のズレ、1ミリのブレスのタイミングを巡ってプロとして激論を交わす日常が存在しました。この極限状態における「音楽的な意見の衝突」が、外部の目には感情的な対立として曲解されて伝わったに過ぎません。
【プロの結論】若年女性グループの組織マネジメントと自立の教訓
社会心理学および組織マネジメントの観点からこの歴史を分析すると、極めて重要な教訓が見出せます。10代前半で結成された少女グループは、成員が精神的成熟を迎える20歳前後に「心理的バウンダリー(個人の境界線)」の再定義という壁に必ず直面します。
初期の彼女たちは「リトグリ」という単一の有機体として自他境界が曖昧なまま結束を強めました。しかし、自我が確立されるにつれて、「グループが求める役割」と「個人としての生き方・音楽性」を分離する必要に迫られます。麻珠の離脱も、芹奈・manakaの卒業も、共依存関係に陥ることなく自らの足で歩き出すための健全な自己分化(Differentiation of Self)のプロセスであったと言えます。
この歴史から、リスナーやファンが心に留めるべき客観的な評価基準は以下の通りです。
- 初期体制を愛すべき人:思春期特有のむき出しのエネルギー、エモーショナルな生々しさ、感情をぶつけ合うような爆発的ボーカルを重視するリスナー。
- 現行体制を評価すべき人:洗練されたコードボイシング、R&Bやネオソウルに通じるグルーヴ、持続可能で個人の尊厳を保った大人のボーカルグループ像を求めるリスナー。
【リトグリ 初期 メンバー】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:初期メンバーの中で、一番最初に脱退したのは誰ですか?
A1:CDメジャーデビュー前のインディーズ期(2013年)に脱退したLINA(吉村リナ)とYUKA(坂本有香)です。LINAは2013年7月に、YUKAは同年秋にグループを離れました。その後、manakaが加入して6人で2014年10月にメジャーデビューを果たしました。
Q2:麻珠が脱退した本当の理由は、メンバーとの不仲だったのですか?
A2:不仲が直接的な原因ではありません。公式発表および本人の手記にもある通り、「自らの声と一対一で向き合い、ソロとして音楽表現を深めたい」という強い向上心によるものです。グループの多忙な活動から一度距離を置き、表現者としての土台を再構築するための前向きな決断でした。
Q3:芹奈とmanakaがリトグリに電撃復帰する可能性はありますか?
A3:2026年現在の状況を見る限り、復帰の可能性は極めて低いと言えます。芹奈は自身の体調をコントロールしながらSERINAとしてアートやソロ表現に打ち込んでおり、manakaも自身のプロジェクト「cat march」で前衛的な楽曲制作に専念しています。双方が「過去の場所」に戻るのではなく、それぞれの独立した表現者として歩みを進めています。
Q4:結成当初のオリジナルメンバーで、現在もグループに残っているのは誰ですか?
A4:かれん、MAYU、アサヒの3名です。この3名が結成以来の屋台骨としてグループを支え続け、2022年に加入した新メンバー(ミカ、結海、miyou)と共に、現在の新生Little Glee Monsterとして活動を継続しています。
まとめ:リトグリが紡いだ10余年の軌跡と個々の未来
Little Glee Monsterという稀代のグループが歩んできた道のりは、少女たちが自らの歌声だけを武器に大人へと脱皮していく壮大なドキュメンタリーそのものでした。
初期メンバーたちが残した鮮烈な足跡は、決して過去の遺物ではなく、現在のグループの基礎体力として脈々と息づいています。そして、かつて同じ輪の中で声を重ねていた卒業生たちもまた、それぞれの場所で誇り高く自らの歌を響かせています。形を変えながらも進化を続ける現在の6人と、自立した表現者として生きる卒業生たちの未来に、今こそ惜しみない賛辞を送るべきではないでしょうか。 (出典: リトグリ 初期 メンバー(Yahoo!ニュース))